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| 頻尿 |
原因
頻尿の起こる原因としては膀胱や腎など泌尿器系の臓器に病気が存在して起こるものと、とくに原因がなく起こる頻尿とに区別できます。
尿の回数が多くなる時に、他の自覚症状を伴うかどうかが原因の手がかりになることがあります。たとえば膀胱炎では排尿時の痛みや不快感、残尿感を伴うようになります。また膀胱炎や尿道炎では尿の検査で赤血球や白血球、細菌などが認められます。このように尿の性質の変化から診断できるものは、診断も比較的容易です。
尿の回数だけでなく、1回の尿量も異常に増えている場合は多尿と呼ばれ、尿崩症や糖尿病、慢性腎不全などが疑われます。
最も多いのは尿の回数は増えているものの、他の自覚症状はなく、尿量も何回もトイレに行くためにほとんど出ないか、出てもごく少量の場合です。この場合、膀胱癌や間質性膀胱炎で膀胱用量が減少、子宮筋腫や卵巣腫瘍など膀胱周囲の臓器の異常により膀胱が圧迫された可能性を考える必要があります。